天神ネロモチーフのオリジナル機体『HEAVEN'S RAVEN』製作記録 #ナナシス10thカウントダウン
不壊の"イト"で紡ぎ上げた偶像
HEAVEN'S RAVEN
ロールアウトまでの数か月間を以下に示す
⓪まえがき
この記事を読んでいらっしゃうということは、
ナナシス10周年のカウントダウン真っ最中か、
若しくは10周年を迎えた後ということでしょうか。
https://twitter.com/t7s10th0219
↑から様々な方が、各自の形でナナシスの10周年を祝われていますので、
ぜひご覧になってみてください。
当方ぷろめては、タイトルのとおり「ネロ様をモチーフにしたロボット機体を作りたい!」という夢を、
最高のタイミングで叶えさせてもらえたと思っています。
自分の中に灼きついて、けれども形を持たない『天神ネロの光』を、
今できる一番の形で表現しました。
この製作記録も合わせてお楽しみいただければ幸いです。
①機体のテーマについて考える
人気投票記念の集合絵からイメージを考案することにした。
AXiSではなく天神ネロをモチーフとするために、
着彩に使う色だけでなくポニーテールや金装飾の入ったマントの印象も入れたい。
AXiSのライブ衣装は全員『戦いの衣装』をテーマに据えており(CDに添付していた製作陣インタビューより)、
中でも天神ネロは『武士』をモチーフとしている点から、和のテイストも必要になってくると考えた。
COCYTUSにも描かれる『翼』も当時のネロが求めたものであり、
意匠として使いたいものの、シンプルに機体に翼を生やしてしまうのも避けたい。
あくまで『翼に焦がれ続けた』存在が自分にとってのネロなので、
羽根を全体に散りばめつつも、組み上げた状態でのシルエットに見えるものは別になるように組むことにした。
②八咫烏
上記を題材に機体の雰囲気は固まってきたものの、
パーツの構成を考えるには輪郭がぼやけているように感じ、
テーマの芯となるような要素を追加することにした。
そこで選んだのが『八咫烏』
紫黒色(ネロの髪やジャケ絵の羽根)とも相性が良く、
日ノ本の伝承に出自のある神鳥である点も、コンセプトに自然に繋がると考えて選択した。
また、八咫烏は『太陽』の化身であるとも言われていることから、
EP4.0でネロが魅せた、他者の輝きをかき消す程の凶光とも相性が良く、
「全部灰にする」為の熱を表現するモチーフとしても最適だった。
③機体名、カラープラン
以上の要素を考えた時に、
『HEAVEN'S RAVEN』という機体名が浮かんできた。
AXiSのキラーチューンたるHRにネロの『N』を付け加えた名前でありつつ、
神々の国である高天ヶ原の八咫烏、『鴉=Raven』の意味合いも含められた。
ネロの既存カード群なども参照しつつ、
以下のとおりカラープランを組んだ。
メインカラー:紫黒、墨色(鴉、ネロの髪etc)
サブカラー1:紅色(炎)
サブカラー2:黄金色(ライブ衣装の装飾、漆器の金箔)
アクセントカラー:灰色(燃え尽きた先、ライブ衣装のボトムス)
また、アクセントの灰色については単色ではなく、
ライブ衣装のデザインに合わせて都市迷彩を入れてみることにした。
(この時点では和装、武士のイメージと現代戦のイメージが上手く融和するか若干不安だった)
④機体のアセンブル
勿論、上記のテーマに完全に合致するロボットが有るわけではないため、
市販の色々なプラモデルから部品を取り出してミキシングしていくことになる。
そこで、自社オリジナルのロボット『フレームアームズ』や、
『MSG(モデリングサポートグッズ)』にて商品展開しているコトブキヤ製のプラモを使うことにした。
(というか私は他のプラモを殆ど組んだことが無い)
各パーツの穴径などが統一されているのでミキシングがやりやすく、
また、元々作らずに置いていた在庫も色々とあったので、
イメージに近そうなものを片っ端から組んでみた。
1か月ほどかけて色々と付けたり外したりしながら、
以下のプラモデルにてミキシングを行うことにした。
shop.kotobukiya.co.jp
- シャープハンド1(絶版)
一番目のラピエールについては、以前に七咲ニコルモチーフの機体を組んだ際にもメインで使った機体であり、
ナナシス作中で『ニコルと同じことをする』と言った天神ネロを題材にする今回も、自然と相性が良くなった。
1機体作るのに既存の機体3つと大型ユニット4つ、小型パーツ2つを混ぜることになり、
かなり贅沢な作り方をしたと感じた。
元々ツインテール状のアンテナが付いてるラピエールについては、
後頭部に1本のアンテナが生えるように軽く改造を行った。
(ちなみにバリエーション機のラピエール・ゼファーであれば、余りパーツにポニテにできるものが有ったので、
今思えばこれはやらなくてよかったのかもしれない)
本体の方を仮組した時の様子。
これ以外に武器2種と背面に取り付ける大型ユニットも組んでいたが、
写真を撮るのを忘れたまま次工程に行ってしまった。
⑤下地処理など
今回は全パーツを塗装して、最後に組み上げることになるため、
一部のパーツを後ハメ加工(他のパーツを外さなくても取付けられるように削ったりすること)や、
パーツ同士の接着、ヤスリがけなどを少し行った。
塗装する順番なども考えながら作業していると、
製作開始から大体2か月くらいが経っていた。
塗料は下地になるプラ材の色によってかなり発色が変わるため、
全てを同じ下地塗料で統一した。
サブカラーの赤の発色がくっきり出過ぎると、
仕上がり明るくなってヒロイックな印象になりそうだったので、
今回はパープルにホワイトを少し混ぜた色を下地にした。
⑥塗料の調色
全体の統一感を出すために、持っている塗料を色々混ぜながら今回使うものを調色した。
毎回ここは感覚で調色するので、どこに何を入れたかよく憶えていないが、
マゼンタ(赤紫色)をメインカラーの黒にかなり配分したり、
金色の発色は漆器に使われる金箔のような、
ゴテゴテしない上品な色味が出るように調整したように思う。
⑦塗装
自分はプラモを組む工程で塗装が一番好きなので楽しかったが、
今回はパーツが多かったり、塗分けが細かかったりしたこともあって手間がかかったように思う。
以下にいくつかダイジェストで写真を載せる。
・クリアパーツ
蠟燭の炎のようなグラデーションが欲しかったので、
薄ピンクを下地にレッド、オレンジイエローを吹き付けた。
光に当てると色味の違いが綺麗に出た。
・金色のパーツ
金属光沢色は先に下地を暗くする必要があるので、
先にメインカラーの黒を乗せた上で、何度かゴールドを吹き付けた。
(画像の左が1回吹き、右が2~3回吹いた状態。)
一部のクリアパーツは表面に透過色を吹いておいて、
裏側に金色を乗せることでディテールが見えるようにした。
・塗分け
パーツの一部だけ金色にしたいものについては、
マスキングテープを貼り付けて塗分けた。
パーツの曲面やエッジに合わせてマスキングテープを切ったり貼ったりする作業は毎回根気が要る。
アニメの1クール全部見終わるくらいの時間がかかったが、マステを外した時に綺麗に塗分けできていたので、
やって良かったように思う。
他の塗分けも同様に、マステ貼りが殆どの時間を占める作業だった。
・デカール、スミ入れ
塗分けだけでは表現しきれない複雑な意匠を出すために、
デカール(薄いシールみたいなもの)を貼る作業を行った。
トライバルな炎のデカール
都市迷彩柄のデカール
マステと違って一度貼るとやり直しがきかないのでかなり気を使ったように思う。
普段あまりデカールを貼らないためか、
何度か失敗しながらの作業になったので、
次はもっと上手く貼れるようにしたい。
今回は黒がメインなので数は少なかったが、
一部のパーツの奥まった部分やスジの入った部分に暗めの色を流し込んでスミ入れを行った。
(画像左がスミ入れ前、右がスミ入れ後)
スミ入れ後はパーツのディテールが線に出てパキッとした印象になるので楽しい。
・トップコート前の様子
そんなこんなで全てのパーツで塗装が終わった。
ここまで来ると完成イメージが見えてきて、
毎回感慨深くなる。
頭部のパーツを組んだ状態。
トップコート前なので全体がテカって見えるが、
色味としては思ったとおりのものが出てくれて良かった。
このあとクリアパーツには光沢クリア、
その他は半艶消しクリアを吹き付けて、
発色の調整と表面保護を行った。
⑧完成状態、各部の紹介
本体、背面ユニット、武器のパーツを組み合わせて状態を確認した。
どの色も悪目立ちせず、バランスもちょうどいい具合になってくれた。
天神ネロの要素を多めにしておきたかったので、
アドベント企画用の写真には本体だけのものを使うことにした。
ネロのPSカード絵風にポージング
脚の付け根や腰回りをシンプルに作ったこともあり、
広い可動域で表情が付けやすかった。
槍型の近接武装は、複数のブレードパーツとしても装備可能。
最初は日本刀型の武装も候補にしていたが、
プレイバリューの多いこちらを選択した。
今回一番拘りを込めた円環型のモーターブレード。
背面に配置すれば日輪や後光のような表現になり、
刃を外側に展開して水平に配置すれば火車のようにも見える形になった。
ポージングのアクセントとしても奥行きを出すのに使いやすく、
塗分けなどで多大な時間をかけた甲斐があった。
背面ユニットを装備したフルアーマー状態。
モチーフとした八咫烏が3本脚である点を踏襲し、
テール部の先端を本体の足先と同じ配色にしている。
本体だけだとシャープな印象のある機体だが、
背面ユニット付にすることでマッシブな外観も楽しめる構成となった。
背面ユニットの腕部には前述のモーターブレードを装備可能。
刃を展開した状態は法具の独鈷所やチャクラムのような刺々しいテイスト、
刃を折りたためば盾のような印象を与える近接武装になった。
光の当たり具合によって、クリアパーツのグラデーションに変化が出る点も良かった。
全ての武装を搭載した状態。
かけた分だけの結果が目に見えるのがプラモデルの楽しいところだと毎回思う。
読んでくれた諸兄も、手ごろなキットから是非なにか作ってみてほしい。
当方も多少の心得はあるので、分からないことがあれば忌憚なく質問願う。
シスターズタワーバトル ~2022年環境を振り返る~
・ご挨拶
皆さん!
にーぜろ~~~~? ごっさんで~~~~す!!
全支配人ナナシスラジオch2053を聴け。
どうも、ぷろめてです。
普段はナナシスの読書感想文みたいなツイートを投げたり、
#ナナシス感想会 にて不定期でのナナシスのお話をするスペースを開いたりしております。
7研連合アドカレ企画2022への乱入を許可いただいたナナシス研究会、ナナシス同好会のみなさま、有難うございます。
これまでの記事も、これからの記事も↓から確認できますので、ぜひご覧くださいね。
adventar.org
・今年のシスターズタワーバトル振り返り
さて早速ですが本題へ
2014年2月19日にリリースされたSTB(シスターズタワーバトル)も8周年を迎えました。
先攻7ニコルアグロ
トップ0ネロの解決力
5ヒナ巴投げ
ファーブギターケース外せ
等々のパワーワードを生み出してきたSTBですが、
アプリの方も9.X.Xのバージョンへ突入し、
非常に大きな新展開もあった年だったかと思います。
7年間STBプレイヤーとしてゲームに向き合ってきた当方ぷろめても、
ここまで環境が激動したのはセブンスストライク、アクシズショック以来だったなと、
この1年を振り返る次第です。
・サブタイトルが変わった
昨年の設定画像展にて何の脈絡もなく掲示されていたこのフレーズ、
「And in 2022, the sky begins to twinkle with stars.(意訳:2022年、夜空に星々が瞬き始める。)」
当時は、すわセブンスシスターズ環境の再来か!?などと様々な憶測が飛び交った1枚でした。
そしていざ2022年、飛び出してきたのはAXiS以来となる『新キャラクター追加』、
色々な意見やインプレッションが飛び交っていたのも記憶に新しいかと思います。
このアップデートに合わせて、今までタイトルの下にあった『i-DOL n-EW g-ENERATION』が『THE SKY'S THE LIMIT』に切替わり、
総監督退陣から1年、いよいよ新しい時代へ突入したことを否が応でも実感させられました。
・新ユニット『Stella MiNE』キャラ2名実装
左が『星影アイ』で右が『月代ユウ』、
名前や髪飾りに『星』と『月』のモチーフを持ってきたあたりに、
STB運営のいろんな『想い』を感じずにはいられないキャラクターでした。
てかもうこれ調整版のニコミトじゃん
星影アイの方はキラキラ属ニコル科の系譜でギャル味を感じるデザイン。
崖際の掴みに使えそうな左手とスカートの隙間は、初動が大事なアグロ戦術に一役買いそうですが、
爪先立ちで右側に髪と重心が寄っているので、支えがないと倒れてしまいそうな不安定さが気になります。
月代ユウの方はクールな目元と無表情さが羽生田ミトを想起させます。
Stella MiNEの2人を並べてみると、服装もある程度共通点はありますが、
シンメトリーではなく、どこか『ベクトルの違い』を感じてしまいました。
この何とも言えない不安感が、
この先のゲーム環境にどのような影響を与えるのかが気になるふたりだったかと思います。
過去のバージョンでは、ニコ崖際の状態でミトの手をひっかけるように落とすと、
謎の握力が発生して一瞬繋ぎとめる仕様が発見され話題になりましたが、
このふたりにそのような特殊仕様があるのかどうか、今後の検証班の活躍に期待ですね。
・新ユニット『Asterline』 キャラ3名実装
続く2022年2月、ゲームとしては8周年記念を過ぎ、再び新キャラクター実装が告知されました。
ここまで連続で使用キャラが増えるのは、リリース初期にナナスタシスターズが続々追加された頃以来かと思います。
左端さっきもおったが????????
ユニットとしては赤・青・黄のいわゆる『信号機』、
タワーバトル系のゲームでは初期ユニットとして定番の組合わせになりますが、
なにより左端の黄色いのが気になって仕方ありません。
キャラクター名は『奈々星アイ』、キラキラ属ニコル科の……
いや髪と目の色変えただけで名前ちょっと違うけど服装まで一緒じゃん
どう考えてもキャラ性能的には星影アイと同じですが、
ゲームシステム上は別キャラ扱いのようなので謎が尽きません。
※後記①
検証班の報告にて、画面に下記のマイ・シオネがいる状態でタワーが非常に不安定な場合、
奈々星アイに特殊演出が発生して星影アイに変わる仕様が見つかりました。
ゲーム内のシステム的に星影めっちゃ握力(俗称:アイドルパワー)が強く、
そのまま手番を耐えて逆転勝利できるゲームチェンジャー的な要素を持ったキャラのようです。
特殊状況でキャラが変身するというと、
天神ネロが崖から落ちそうな状態において、
ハル・アグリ・コニーがいる場合にコニーがニコルになる仕様を思い出しますが、
関係性は不明です。
話を戻して新キャラへ、こちらの赤い髪の少女は一ノ瀬マイ。
このユニット内では背が低めの151cm/体重44kg、
既存の使用キャラでは野ノ原ヒメ・雲巻モナカ・三森マツリが属する身長下位30%台のキャラです。
これまで、この層のキャラクターは腕に鞄やらゲームの景品やらを持っていて、
ミッドレンジコントロール以外では使いづらい印象でしたが、見てくださいこの見事な仁王立ち
同系統キャラ3名よりも10%程度体重も重く、さらに左右対称な立ち方で安定感も抜群とくれば、
低重心・低身長で環境を支配していたキョーコにも近い運用も可能になりそうです。
今後のゲーム展開で窮地に追いやられたとき、
マイの真価が発揮される場面も多々出てくることが予想されます。
ユニットの3人目、空色の髪の少女が朝凪シオネです。
はっきり言って、今年一番のSTB壊れキャラはこの子で確定でしょう。
実装前の時点で、制服姿のデザインや立ち姿、髪色の系列から、
天堂寺ムスビの悪夢(殺意のやきそばパン)を思い出して体調を崩しているプレイヤーも居ましたが、
案の定特殊能力持ちで実装されてしまいました。
なんですか"たまに透明になる"って
※後記②
奈々星アイが場に出ている状態や、一ノ瀬マイが隣接している場合のみ上記の透明化が発動しない調整が行われ、
中堅程度までは強さが抑えられましたが、カウンターピックが無い相手には猛威健在のままかと思われます。
天堂寺ムスビのやきそばパンナーフと同じように、今後完全に特殊能力が無くなる可能性もありますので、今のうちに使っておきましょう。
いやだから左端さっきもいたが???????
と驚かされましたが、なんとこの左にいる月代ユウは、
先ほどStella MiNEで実装されたキャラと同一という扱いで、
ゲーム内同カテゴリーでの実装となっていました。
今後はユウだけ2ユニットで新規追加されますので、
これまでの運営には無かったやり方を見せてきた形になります。
ただし、なぜかRoots.でのユウの方が若干ながら握力(俗称:アイドルパワー)が落ちており、
Stella MiNEの方と同じように使おうとして失敗したプレイヤーからは「雰囲気だけ」「幼稚園児の方」等の呼ばれ方をしていて可哀そうです。
今年のSTBでシオネとは違った意味での環境キャラになったのはこのキャラ、タン・シヨンでしょう。
脚長すぎてエッフェル塔建設したのかと思っちゃいました。
初実装からまだ半年も経っていませんが、
シヨンを母と仰いでオギャるファンが続出しており、
運営もそれを察してか、他よりも供給を増やしていたように見えました。
身長が165cmとキャラ帯では高身長上位30%に属している一方で、
体重は47kgと中間帯にいるのが特徴的な…はずなのですが、
挙動が明らかにミワコ・ユメノ・ヒナあたりの重量級になっており、
これは多分表記の方が間違っているのではと推測しています。
使用感としては、九条ウメに近いアタッカー運用が強い一方で、
キョーコのブレない安定感も合わせ持った、こいつがいれば大丈夫的な強キャラでした。
最後はフラナ・リン、こちらについてはまだ環境での主だった戦績が無く、
評するにはデータが足りない状態が否めません。
ただなんかすぐ横になって立たせにくいところは、芹沢モモカの使用感に近いものを感じました。
こちらは今後のSTB環境での活躍に期待したいと思います。
・キャラクター投票
STBとしては本当に久しぶりのキャラクター人気投票が今年8月に行われました。
稼働から8年間で2回、前回は臼田スミレが1位になりましたが、
そこから相当の時間も経ち、環境も大きく変わっていますので、
実質初めての人気投票と言っても過言ではないでしょう。
このランキングから感じ取るものはSTBプレイヤー各々違うかと思いますので、
私からは2点だけ所感を残させてもらいます。
①
ボーカリスト組が不動のニコルトップ、以下4人もずっと環境でピックされ続ける強キャラが選ばれた印象です。
稼働当初からいるキャラクターが1位なのは古参STBプレイヤーとしては嬉しくもありつつ、
今年の新キャラ達がこの玉座を崩すゲームチェンジャーにまで成長してほしいと切に願ってしまいました。
②
新キャラクター6人からは、タン・シヨンと月代ユウが入賞しています。
特にシヨンに関しては実装から1か月程度の期間しか経っていなかったのにも関わらず、
スイ・レナ運動部の分厚い壁を越えてダンサータイプ3位に食い込んでおり、
彼女の持つポテンシャルが多くのSTBプレイヤーを惹きつけたのだと実感しました。
ユウの方に関しても、日々検証班から発見や考察が上がっている状態ですので、
ここから先のSTB環境に一石を投じうる重要な役割を担っていくでしょうし、
半年後、1年後にキャラクター人気投票を行えば、その様相もまた大きく動いているのではないか、
そうあってほしいなと思った次第です。
・to be Continued…?
そこから3か月程度の間をおいて11月末、Asterline3名に調整が入ったことが運営より告知されました。
マイ・シオネ・アイのシステムにより詳細な説明が加えられたほか、
キャラ性能に関しても実質的な上方修正が行われました。
このパッチから使用可能になった『線香花火シガーキス』が切り札の新戦術をファンコミュニティに投稿しておりますので、
気になる方は当方ぷろめてのSNSよりご確認ください。
この時期は過去2年間開催が延期されていたSTB世界大会のグランドファイナル前ということもあり、
多くのプレイヤーがこの調整への対応に追われることになったさなか、
さらなる爆弾が運営より投下されました。
トレイラー映像の最後に一瞬だけ映った、見覚えのないキャラクター
かつてその圧倒的な盤面制圧力でパワーセブンに数えられたニコル・メモルのワルダクミーズの雰囲気も感じる謎の少女
このキャラクターもまた、きたる2023年のSTBを動かす中核となるのではないか、
そういった大きな期待を見せてくれた運営に感謝を述べて、本稿の筆を置きたいと思います。
お読みいただきありがとうございました!
・あとがき
クリスマスおめでとうございます、ぷろめてです。
こいつずっと何言ってるんだ?と思った支配人紳士淑女の皆様、貴方は正常です。
最初は2053軸のエピソード解説やら、伏線説明やらをしっかり書くつもりで置き場所を探していた状態だったのですが、
それやっちゃうと、せっかくこんなに面白い2053エピを自分で掘ってみる機会を奪っちゃうんじゃないかなと、そうも思っていました。
というわけで、別の世界線でe-Sportsになったナナシスを想像して、
それの環境考察というテイで、今年の新展開について注目ポイントを雰囲気だけ書いてみました。
2053エピ読んでない人には電波ポエム、
読んできた人はちょっと笑えるような、
そんな記事になっていれば幸いです。
今年のナナシスは、新体制の運営Team-7thさんが「俺のナナシスはこれじゃい!!」と言わんばかりに、
クオリティの高い楽曲やエピソード、ライブetcを提供してくれて、ファン冥利につきる1年だったと感じています。
拝啓スタジオ初夏殿、わたしは今幸せです。
1月はKARAKURI単独、
2月はファンミ+DAY3リバイバル応援上映
3月は2053単独1stライブと、
きっと来年もナナシスが楽しい1年になります。
あと7日で今年もおしまい、
みなさま心と体の健康に気を付けて、
元気にお過ごしくださいね。
それでは、またあした!
7度目の春、六咲コニーにまつわるエトセトラ
人は、花を見ると美しいと感じます。
植物は人間のために花を咲かせているわけではありませんし、
花は人間の生存にとってどうしても必要なものでもありません。
だから、そこには何の合理的な意味も無いのです。
それでも、人は花を見ると癒されますし、
時には『生き方』や『生きる力』すら感じ取ることができます。
人はそれを、『愛』と呼ぶのです。
七咲ニコルという少女が『六咲コニー』という生き方を選んで歩んできた7年は、
打算的でも、論理的でもなく『誰かの背中を押す』その姿は、
ナナシスが描き続けた『愛』の物語だったと、私は思います。
ナナシス7周年と茂木伸太朗氏の退陣に寄せて、
私が一番好きなアイドル、コニーさんの背中を追いかけていきます。
1. 失った一片の花弁
六咲コニーは元々、七咲ニコルでした。
人が名前を変えたり、偽ったりするのは、
『違う生き方を始める』ための誓いのようなものです。
この少女を語るにあたり、
先ずは『どうして七咲ニコルじゃなくなったの?』という切り口から物語を見ていきます。
私は後悔しない日なんてなかったッ!!
本当は毎日、今だってずっと後悔してる。だけど、ナナスタのみんなに会えて、
ハルちゃんに会えて!!自分が選んだ道を、
自分たちが選んだ道を、
ようやく後悔してないと思えるようになったッ!!そしたら、
あのとき見えてたまっすぐな光が、
もう一度見えたような気がしたんだ……ッ
エピソード『最後の授業』、
前へ進めなくなったハルへ言葉を伝えた彼女は、
自身の『後悔』について語ります。
私ね……ずっと君に、隠してたことがあったんだ。
ずっと……自分のことが嫌いだった。
求められて、期待に応えようとして……
でも、なんにもできなくて……代わりに、大切なものを、少しずつ失って。
自分じゃない誰かに、なれればいいなって。
続く場面、AXiSとのライブ対決の舞台袖では、
彼女が自分のことが嫌いで、他の誰かになりたかったとも語っています。
この後悔と胸に秘めてきた想いこそが、
七咲ニコルが六咲コニーになったきっかけでした。
2. 雪と愛
彼女の選んだ道と後悔、
それは、かつて自身が『セブンスシスターズの解散を選んだこと』です。
自らの輝きをもって笑顔を届けていた『アイドル』という在り方を捨てることは、
多くの誰かが信じていたものを裏切る道でした。
それは作中で『呪い』とまで言い表され、
アイドルシーンには氷河期が訪れることとなります。
目に映るすべてを、自分の手で救い上げることは誰だって出来ません。
七咲ニコルはそんな壁に何度も何度もぶつかった果てに、
1つの選択をしました。
それは『笑顔』、親友である羽生田ミトの笑顔こそが、
『アイドル』を捨ててでも、彼女が選んだ道でした。
自分という存在を許せない程の後悔を携えて、
七咲ニコルは『愛』に気付くことが出来ました。
大切な誰かの傍に居られなくても、
それでも、その人が明日を歩いて行けるような、
その人の心の内で『背中を押す』ものを、
彼女は『愛』と呼んだのです。
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【閑話休題】
『六花』という言葉は『雪の結晶』を表します。
EP 0.7のサブタイトルが『それは 凍える雪の中でさえ溶けてしまうほどの"愛"』で、
七咲ニコルではない生き方として、『六咲』を選んだのも偶然だったかもしれませんが、
愛に気付いた彼女の名前が、雪の中でも咲く花のイメージと重なるのは面白いと思います。
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3. アイドルじゃなくても
彼女がジャーマネ『六咲コニー』としてナナスタを訪れる2034年、
ナナシスという作品が始まります。
「アイドルなんてだいっきらい!」
彼女が最初に出会った女の子、春日部ハルはそんなことを言っていました。
アイドルだった頃の自分が許せないハルの姿は、コニーの心中とも重なります。
だからこそ、エピソードで彼女がハルにかけた言葉は、同じ目線で見えていたものであり、
自分自身への問いかけでもありました。
『アイドルはアイドルじゃなくてもいい』
彼女にとって、この言葉はアイドルじゃない今の自分を肯定する言葉だったのでしょうか。
それとも、七咲ニコルという過去を肯定する言葉だったのでしょうか。
きっと、この時点でのコニーはその答えを持っていませんでした。
だから、ハルに『アイドルを辞めた理由』を問われても、
七咲ニコルは自分じゃないからと、自分自身を誤魔化してしまいます。
『本当の自分』のままではいられなかった女の子、
それが六咲コニーのスタートラインでした。
4. その勇気は奇跡じゃない
『伝説のアイドル』として六咲コニーが何かを教える場面は、
作中を通して出てきません。
『キミはなにがしたい?』という問いかけで、
ひとりひとりの女の子に向き合うのがコニーの教え方です。
そんな彼女の背中を見て成長していったナナスタシスターズの中に、
角森ロナという少女が居ました。
セブンスシスターズに、七咲ニコルに憧れていたロナは、
彼女のようになりたい、という想いをきっかけにアイドルになりました。
角森ロナの物語は『変わること』を軸に描かれます。
弱虫な自分を変えたい、逃げ出したくない、
最初の想いは、他の誰でもなく七咲ニコルから受け取ったものです。
そんな彼女が六咲コニーと共に歩んで見つけた答えは、
『自分自身を信じること』でした。
別の誰かになるのではなく、
ありのままの自分を認めて、変わろうとする。
それは、2年前のあの時『六咲コニー』になった彼女には選べなかった道です。
変わるのに必要なのは、勇気だけ。
それはきっと、六咲コニーにとっても同じでした。
5. アイドル
AXiSと対峙した2035年の夏、
六咲コニーは『七咲ニコル』と向き合う時が来ます。
勝者だけが輝き、敗者は消えていく、
エンタメ世界の残酷な『現実』は、
七咲ニコルだった頃の自分が見てきた景色です。
セブンスシスターズを解散して別の誰かになろうとした彼女にとって、
それは『逃げ出した記憶』でもありました。
誰かの笑顔のために選んだアイドルという過去が、
自分が笑えなくなる『壁』となって彼女の歩みを留めます。
それはまるで、彼女が初めて出会った頃の春日部ハルの姿を見ているようです。
そして、春日部ハルがそうであったように、
コニーがもう一度前に進めるきっかけを与えたのも『アイドル』でした。
ニコルがミトにそうしたように、
コニーがシスターズにそうしたように、
『涙を隠しながら誰かを応援する』
ナナシスが7年間ずっと描き続けてきた『アイドル』の姿が、そこにありました。
ニコルでもなく、コニーでもなく、
『自分自身』がしたいと思ったことが、
自分の背中を押してくれたのです。
『君は、君でいい』
それこそが、彼女が自分と向き合うために必要な、
最後のピースでした。
6. 愛と呼ぶ
支配人との最後の会話で、
彼女は自分のことを『七咲』と呼びます。
一番大切な自分を信じることが出来た彼女は、
本当の意味で『七咲ニコル』になったのです。
心の内に『背中を押す』ものがあれば、
大切な誰かの傍に居られなくても、
それでも、明日を歩いて行けるのだと、
ネロの手を掴んだ彼女は叫びます。
もしかすると、彼女はネロにかつての自分を重ねているのかもしれません。
だからこの言葉は、
大切な仲間たちと別れ、親友の背中を押したときに気付いたものが、
彼女の心の中で溶けないものとなったことの証しで、
人はそれを、『愛』と呼びます。
絶対無敵なんかじゃない、ひとりの女の子から始まった物語は、ナナシスが描く『愛』の物語でもありました。
相手が自分の人生と関係のない他人であることを知りつつ、それでも胸を張って応援するとき、そこに『愛』はあります。
それは、ファンがアイドルに、アイドルがファンにしていることと同じです。
あとがき
こんばんは、ぷろめてです。
↓ 一Dさん(@ichi__dai)に企画いただいたナナシスアドベントカレンダーの1日目として、記事を書かせてもらいました。
[TwiPla] 祝7周年!ナナシスアドベントカレンダー2021(時季外れな)の参加者を募集します! https://t.co/IjXMbX3N2i
— 一D (@ichi__dai) February 19, 2021
ナナシス7周年を祝して、クリスマスじゃないけど3月にアドベントカレンダーやりたいと思います!!
ぜひぜひご参加ください~!!#ナナシス7周年 #ナナシス #t7s
十人十色なコンテンツでナナシスの7周年を祝う予定ですので、
毎日チェックしてもらえれば嬉しいです。
さて、今回の企画に参加させてもらうことになったのは、1か月くらい前のことです。
『六咲コニー』という女の子のことを書くのは、自分にとって1番大きな題材でしたし、
7年という節目に自分が出せる一番好きな話でした。
その一方で、コニーを語る上で欠かせない『愛』というものの有り様を言葉にするのは、
多分人生で一番時間がかかったようにも思います。
正直なところ1週間くらい前まで、『愛』を説明する言葉は1文字も書けませんでした。
どんな辞書にも、恋愛作品にも見当たらなかったこの言葉は、
不思議なことに今年の桜前線のニュースを見ていたときに、ふと思い至りました。
誰かの為に咲いているわけじゃない桜のことをニュースにするくらいに、
人は花を愛していたのだと。
花のようになりたいと願った777☆Sの気持ちが、少しだけ分かった気がしました。
そういえば、茂木さんも毎年欠かさず桜を見に行くようにしてるなんて話を、どこかで聞いたようにも思います。
誰かを応援したい、誰かの光になりたいという想いが巡り巡って自分の背中を押してくれる。
ナナシスが描く『愛』は、この上なく美しいです。
その姿に勇気をもらったファンの一人として、
ナナシスの7周年に少しばかりの花が添えられたなら嬉しいです。
それでは、またあした!
2034年のクリスマスを整理してみよう
まえがき
オバンドスエ!
「プロデューサーは退職したけど二次元アイドルのファンは辞めてないです」略して「ぷろめて」です。
普段はツイッターでナナシス読書感想文みたいなツイートを投げてますが、
のなめちゃん@nanash1chan 氏のナナシスアドベントカレンダー企画に参加させてもらうことになりました。
ナナシス アドベントカレンダーやったら誰か記事書く人いませんか?(威圧
— のなめちゃん (@nanash1chan) November 20, 2019
今までの分もこれからの分も、↓のURLから見に行けますので是非是非~
adventar.org
なお、このブログも本日12/17用に作ったものになります。
ホントは高校生の頃に書いてたFC2ブログ使って書こうと思ってましたが、
過去記事があまりにも黒歴史ノートめいていたので断念しました。
記事の内容
さて、まえがきも済んだので本題へ。
「ナナシスってクリスマスとか元旦みたいな季節行事何回やってるんだよ!」
って疑問、支配人さんなら年に数回くらいポップアップしますよね?
企画は『クリスマス』関連ですので、2034年の聖夜に焦点を当てて、
時間的・距離的矛盾が本当に発生しているのかをソートしてみました。
ここから長々とストーカーめいた考証が続きますので、先に答えだけ言いましょう。
ギリギリ全部詰め込めます。
ちなみに、今年の3月~7月に公開されたメインエピソード『EPISODE 4.0 AXiS』や、
『Tokyo 7th シスターズ 5th Anniversary Live -SEASON OF LOVE- in Makuhari Messe』OP映像で、
いよいよナナシスの世界線も2035年へ時計の針を進めたことが明かされましたので、
ここから先の季節行事は2035年以降の出来事と捉えてよいでしょう。
まずはソースをリストアップしてみよう
最初に、2034年のクリスマス周辺を描いたエピソード等を羅列してみます。
【ゲーム内】
- EVENT.024 メリークリスマス・ナナスタ!後編 (2015年)
- EVENT.032 Le☆S☆Ca Holy Night (2016年)
- EVENT.034 メリー・クリスマス・トゥー・カラクリ(2017年)
- EVENT.042 ナナスタ、聖なる夜の悪だくみの巻(2018年)
【メディア作品】
- Tokyo 7th Sisters -EPISODE.The QUEEN of PURPLE-(2017年)
※シングルCD『Snow in "I love you"』のドラマトラック『はる☆ジカ、聖夜の2日前』については、
12月24~25日そのものが描かれていないので含めていません。
では、上記の5つをそれぞれ観て、時系列を考えてみましょう。
メリークリスマス・ナナスタ!後編
コニーの提案でクリスマスパーティを行うことになったのがこのエピソード。
ナナスタシスターズ、というか777☆SISTERSのメンツが隠し芸に挑戦したり、
はる☆ジカ(ちいさな)が結成されるきっかけになったのも、このお話でしたね。
時系列を1時間単位で把握するために、台詞や背景に注目していきます。
ムスビの発言から、1時間後にパーティが始まることが分かりました。
同じ場面の背景、ナナスタ女子寮の窓向こうが暗くなっていますね。
12月下旬、東京圏内は17時ごろが日の入り時刻ですから、
パーティの開始時刻は18時以降、それまでは皆で準備していた、といったところでしょうか?
スミレの発言から、朝から用意していたメンバーもいるようですね。
ちなみに、ここで出ているスイのケーキ作りはカード絵にもなっていましたが、皆さん憶えていますか?
実はエピソード内でクリパそのものの描写は無く、後編チャプター2ではパーティが終わっています。
パーティの様子が見たい人は、スペシャルレッスン後スノイン衣装になるGレアカード群をディグってみてください。
さて、この場面の背景を見ると…おや、窓が明るんでいますね。
片付けが終わったのは翌朝、25日だったのでしょうか?
Le☆S☆Ca Holy Night
同日、Le☆S☆Caの3人はクリスマスパーティを題材にしたファンミーティングを行っていました。
エピソード内でイベントの用意をするレナ・ホノカ・キョーコの発言から、どうやら会場はナナスタではないようです。
イベントを無事成功させたLe☆S☆Caはナナスタに戻って祝勝していたようですね。
背景を見ると、先ほど見たクリスマス装飾が映っていますね。
窓の向こうが暗くなっていることからも、777☆Sが用意していたパーティに参加した、と考えるのが自然でしょう。
ところが、ここでちょっと問題が発生します。
レナの提案で、支配人を外でやってるイルミネーションイベントに連れ出すことになりました。
しかも、時刻は19時から。
ナナスタのクリパとバチバチに重なっているような気がします。
この場面で支配人は「うん、空いてるけど、どうしたの?」なんて発言までしてます。
どの辺を見て言っていたのか気になりますね。
"提案したのが24日の夜で、見に行ったのは別日"なんて可能性を考えましたが…残念、どうやら24日夜の出来事です。
先のエピソードと両立させようと思うと、
支配人がクリパを途中で抜けてLe☆S☆Caと出かける動きが必要になりそうですね。
ナナスタ、聖なる夜の悪だくみの巻
タイトルどおり、ナナスタを舞台にした2018年リリースのクリスマスエピソードです。
ムスビが「プレゼント交換の準備」について触れていますが、
これは『メリークリスマス・ナナスタ!後編』で出てくるプレゼント交換会のことでしょう。
このエピソードで登場した777☆S以外のシスターズ、
エイ・チャチャ・マノン・ユメノもクリスマスパーティに参加していた、ということになりますね。
概要としては「ナナスタ内ではオタクがマイノリティで生きづらいので、みんなオタクにしてハッピーになろう!」みたいなお話です。
詳細は説明してると本筋から外れてしまうので省きますが、エイの巫女的なパワーでムスビ・シズカ・チャチャがオタクになります。
説明無しだと本当に意味が分からない
その結果…
3人とも様子がおかしくなります。
さて、背景にも注目してみると…
見覚えのあるクリスマスツリーが、装飾無しの状態で置かれていますね。
この後のエイの発言やタイトルの「聖なる夜の」を汲むと、24日昼間の出来事と考えるのが自然ではないでしょうか。
しかしそうすると、ムスビはパーティ1時間前までには元に戻っていたということになりますね。
中間まとめ
ちょっと情報が集まってきたので、ここまでの情報を軽く整理してみましょう。
- ナナスタのクリスマスパーティは夜、18時以降から。
- ナナスタのクリスマスパーティ準備は昼から。
- Le☆S☆Caはナナスタのクリパに参加している。
- Le☆S☆Caは19時から支配人とイルミネーションを見に行っている。
ここから、次のようなイベントスケジュールを考えてみました。
08時~17時 ナナスタのクリスマスパーティ準備(777☆S+ユメノ・チャチャ・マノン・エイ)
15時~17時 Le☆S☆Caのクリスマスイベント(Le☆S☆Ca+支配人)
18時~20時 ナナスタのクリスマスパーティ
21時~ クリスマスパーティ片付け
これなら、Le☆S☆Caがパーティ準備の方に居なかったのも説明できそうですね。
ちょっと分かりにくいので絵にしてみると、こんな感じでしょうか?
さて続いて、ライバルユニットKARAKURIが登場するエピソードを見て行きましょう。
メリー・クリスマス・トゥー・カラクリ
クリスマスライブに出演するヒトハ・フタバが主役のエピソード、冒頭は出演1時間前のワンシーンのようですね。
早速時系列が推定できそうな台詞が登場しました。
「今、ナナスタでクリスマスパーティをやってる」わけですから、先ほどの表に従えば18時以降の場面でしょうか?
終りがけに招待するのも変な気がしますので、ここは18時に電話があったと仮定しておきましょう。
ヒトフタもパーティに参加できると言っていましたので、ライブ出演が19時からで、そこからナナスタへ移動と考えると自然に繋がりそうです。
ところが…他のライブ出演者にトラブルがあり、ステージの時刻が「2時間後」=20時に変更されてしまいました。
ここで2人がやっぱりナナスタへ行けなくなったとハルに伝えていますので、
クリパの終了時刻が21時前という説も確証が持ててきました。
すこし話は変わりますが、KARAKURIが出演していたのは様々なアーティストが出演する7時間のライブイベントで、生放送もされていたようです。
背景から、このイベントのステージが『KUONJIセントラルパーク』内のものだったことを憶えておいてください。閑話休題、パーティには参加できなかったヒトフタでしたが、ナナスタには顔を出しています。
背景からツリーや装飾が無くなっていますので、片付けが済んだ後(21時以降)の場面と考えられます。
ムスビが「こんな夜遅くに」とも言っていますので、時刻的には22~24時ごろでしょうか?
背景の奥の方に目を向けてみると…窓が明るんでいますね。
最初のエピソードで片付けが終わったのは翌日と考えていましたが、
窓奥が明るい=昼間 とは断言できないようです。
さらに、ムスビの発言から、片付けそのものは少し前に皆で終わらせており、ナナスタに居残っていたのはハルとムスビ(保護者として支配人とコニーも?)だけのようです。
それでは最後に、ノベルの方で描かれたクリスマスエピソードを読んで、今までのものとすり合わせていきましょう。
-Tokyo 7th Sisters -EPISODE.The QUEEN of PURPLE-
聖夜のKUONJIセントラルパーク圏内にある草原エリア―そこに展開されたライブスペース。
(311頁2行目)
ご存知の方も多いと思いますが、このノベルはファーブ・ムラサキ・ユメノ・マツリの4人がバンド『The QUEEN of PURPLE』を結成し、デビューライブに至るまでを描いたものになります。
QOPの初舞台は『7th CHRISTMAS ROCK FESTIVAL』、クリスマス時期に行われたフェス形式のコンサートでした。
会場そのものは複数箇所ありましたが、QOPが立ったステージはKUONJIセントラルパークのものだったようです。
その隣に立っていたムラサキは、星空を見上げたまま、冷え切ったシルバークロスのピアスを指でいじくってくすりと笑った。
(311頁13~14行目)
4人のライブは星空が見える時間帯、17時以降のようです。
さらに重要な一文が、同じページに書かれていました。
「そう言えば、来る前に支配人から聞いたんだけど……ナナスタ全員で来るらしいよ」
ファーブは羽織っていたコートを脱ぎ、ふと思い出したように言った。
(311頁5~6行目)
これはかなり詰め込んだスケジュールになりそうですね。
というのもナナスタシスターズ全員がQOPのステージを見るには、Le☆S☆Caがクリスマスパーティに参加しつつ、
支配人とイルミネーションを見に行った時間帯とは重ならない時間でありつつ、
ヒトフタがやってくるまでにはハルとムスビ以外全員片付を済ませて帰宅していなければならないからです。
デビュー当時のQOPの持ち曲は『TRIGGER』のみ、または『Fire and Rose』を加えた2曲で、
フェス形式のイベントだったことから、MC込み15分が持ち時間と仮定しましょう。
幸いにもKUONJIセントラルパークはナナスタから徒歩圏内、
往復にかかる時間を30分で見積もって、17時以降のどこかでQOPライブを見に行く時間をねじ込めそうです。
17時~は777☆SISTERSがパーティ準備していた描写と重複、
18時~はLe☆S☆Caがパーティに参加している描写と重複、
19時~はLe☆S☆Caが支配人と外出、
21時~は片付を済ませる時間が無くなりそう
ということで20時から1時間なら、なんとか説明がつきそうです。
QOPそのものの時間考証はここまでですが、ライバルユニットの動向とのすり合わせを確認してみましょう。
「そうだね……たしか、メインステージには4Uが出るって聞いたけど……」
やはり、ムラサキは振り返らず、その視線は4Uが立つであろうメインステージ『ネオセブンスドーム』へと、まっすぐに向けられていた。
(316頁8~10行目)
「……ナナスタから生意気にもバンドが出るって聞いて、本番前にわざわざ観に行ってあげたのよ」
ウメはエモコからムラサキに視線を移すと、ふんっと鼻を鳴らしながら顎を少し上げた。
(325頁8~10行目)
4UはQOPと同じイベントに参加しており、自分たちのステージの前にライブを見に来ていたようですね。
彼女達自身のステージは21時くらいから、と仮定できそうです。
ハルの性格を考えると、ヒトフタを誘ってウメを誘わないということは無いでしょうから、
4Uがナナスタのクリパに来なかったのは、ライブ準備とステージの時間帯によるものと考えられそうです。
ところで、先ほどKARAKURIが出演していたステージもKUONJIセントラルパークでしたので、
同日、同時間帯に大型の音楽イベントが開催されていたことになります。
流石久遠寺財閥お膝元の公園
エピソードにて、ハル達はKARAKURIのステージを中継で見ていた描写がありますので、
QOPのステージとは別の時間帯にKARAKURIのライブを持ってくる必要がありそうです。
まとめ
さて、全ての情報をまとめて、パズルのように各人の動きを推測していきましょう。
中間まとめでも登場した形で書いてみました。
カラクリエピソードの節でライブが20時からと仮定していましたが、
QOPと両立させられそうな21時に動かしています。
何とか12月24日に収めようとした結果かなりギチギチに詰まっていますが、
テッペン越える前提なら21時以降にもう少し余裕ができそうです。
あと、ユメノだけパーティ準備したのに参加できてなくて可哀想ですね。
ということで結論、
2034年のクリスマス1回で全部のエピソード回収できそう
あとがき
エピソード関連に範囲を絞って記事を書きましたが、それでも1万文字超える量になってしまいました。
カード絵なんかの要素も加えると1人ではとても検証しきれず、この辺りで有志の方にバトンパスってことでひとつ。
あとがきを書いてるタイミングでは、今年のクリスマスエピソードは未だ発表されていませんが、
カードのリリース的に、はる☆ジカ(ちいさな)関連でしょうか、期待ですね。
聖夜まであと7日、またあしたからは読み手として企画を楽しみます。
最後に私が好きなナナシスの台詞を1つ紹介この記事でもソースを執拗に検証したり、ストーカーめいた追いかけ方をしていますが、
それもまた"解釈のひとつ"ってことで、支配人さんがナナシスを楽しむ一助になってればいいなぁ~、と思います。
以上、17日目担当のぷろめてがお送りしました。